MJPM MEMBERS
TRAINERTRAINEE
OJT TALK
MJPMは、施設技術系総合職の新入社員として入社後5年間、同じ部署の先輩がトレーナーとして付いてOJTで一緒に業務に取り組み、実践を通じてPMの基本を学んで一人前のプロパティマネージャーとして成長していく人財育成制度を用意しています。ここでは、OJTをリードするトレーナーと、知識・スキルの吸収を図るトレーニーに登場してもらい、業務の様子やそれぞれの思いを語り合ってもらいました。
Members Profile
TRAINER
冨田 昌矢
2017年入社
施設技術系総合職
入社以来、教育ビルである現担当物件に勤務。昨年は年に1度行われる、ビル全体の電気関係設備の法定点検取りまとめを担当。通常は年次を重ねた社員が担うもので、良い経験になったと振り返る。現在はビルの長期修繕計画の立案や実施にも携わる。
TRAINEE
石本 一生
2021年入社
施設技術系総合職
在学中は電気電子工学を専攻。不動産管理会社のインターンシップに参加し、「不動産×電気」の仕事に興味を抱く。多くの人に利用される大規模ビルに携われること、説明会や面接の際の人財への丁寧な対応に信頼感を覚えたことからMJPMに入社。
Members Talk 01
冨田私は今、ビル内の水や空気環境などの品質や、テナント様に貸与するカギ・セキュリティカードの管理などを担当しています。このうちOJTで石本さんと取り組んでいるのが、カギ・セキュリティカードの管理に関する業務で、テナント様の入退去に伴う受け渡しや交換、毎月実施する棚卸しを通じての本数・枚数確認とビルオーナー様への報告などを一緒に行っています。
石本新たなテナント様が入居されるまでにカギやセキュリティカードの更新を行うため、冨田さんがスケジュールを確認しながら作業指示を出してくださいます。テナント様とのやり取りは、私の担当で、預かり証など必要な書類を用意し、冨田さんに内容をチェックしていただいてからテナント様のもとに向かいます。ほかに、各種設備の点検の際も常に同行し、具体的にどのような確認を行いどのような点を重点的にチェックするかなど、作業内容について理解を深めています。
冨田私は去年もOJTを担当しており、トレーナー経験は2度目。トレーニーの個性を踏まえてリードすることを重視しています。石本さんは理解力も洞察力も高く、先の見通しを立ててどんどん業務を進めようとする姿勢があります。それを評価しながら、留意が必要な点やさらに作業品質を高めるためのポイントを伝えるようにしています。時々、「冨田さんにとってどういう点が難しいですか?」などこちらも想定していなかった質問を受けることもあり、視点の鋭さに驚かされます。
Members Talk 02
冨田私が常駐している物件の施設技術系総合職の社員はシフト制勤務なので、常に一緒の時間帯に仕事に就けるわけではありません。勤務場所はフリーアドレスのため、同時間帯に勤務する場合はいつでも相談に乗れるよう近くの席で仕事をして、昼食も一緒に摂ります。また、私の不在時に困ったりわからないことが生じた場合、誰に相談すればスムーズに対応できるかを事前に話しておくなどの配慮も行っています。
石本冨田さんは世代も近いですし、いつもこちらに目線を向けてくださっていることも感じられ、とても相談しやすいです。とはいえその好意に甘えず、受け身にならないよう気をつけています。多忙な業務の傍らで指導に当たってくださっているので、質問する際もあらかじめ対応を自分で想定し「このように考えていますが進めて良いですか?」という風に、最終的な確認をいただくつもりでお聞きしています。
冨田石本くんはとても吸収が早くて、一度レクチャーすると大体のことはできてしまうのでとても頼もしいです。カギ・セキュリティーカードに関する業務についてはもうほとんど一人で対応できているので、このまま任せてもいいかな、と考えています。
石本そう評価していただけるとやる気が高まります(笑)。しかし、カギ・セキュリティカード関連業務をはじめ現在担当している仕事はどれも奥深く、まだ経験していない要素がかなりあることに課題を感じています。まずはそれらを着実に減らして、担当業務の質をアップさせたいです。
冨田「まず足元を固める」堅実さは、施設技術系総合職の社員にとって、とても大切なものです。一方で、建築・電気・空調・衛生と業務の幅が非常に広いこともこの仕事の特徴です。一通りの経験を積むのに5年ほど要するとされていますが、私以外の先輩社員や上司から声をかけられた折には、現在担当しているもの以外の業務にも積極的に取り組んでもらいたいと思っています。
Members Talk 03
冨田先述のように施設技術系総合職は携わる仕事の幅がかなり広く、特定のトレーナーが1人でOJTを担当すると知識が偏る可能性があるため、我々が常駐している物件では社員全員でトレーニーを指導する方針を採っています。トレーナーが不在の際は状況を見ながら周囲の社員がフレキシブルにフォローに当たるので、新入社員にとっては安心して仕事に向き合える職場だと思います。
石本当職種の仕事は専門性も非常に高いため、組織として手厚いフォロー体制が整っていると感じたことがMJPM入社の決め手の1つでした。入社して、その印象は正しかったとさまざまなシーンで感じています。冨田さんがいつもこちらをしっかり見ていてくださることはもちろんなのですが、他の先輩方や上司も、私が困っていたり戸惑っていることを感じ取るとすぐにアドバイスをくれますし、自分の意識が及んでいない点についても指摘してくださいます。スキルアップを図るうえで最適な環境にいると日々実感しています。
冨田教えることで自身の業務理解がさらに深まるため、基本的に若手社員が新入社員の教育に当たることが我々の常駐する物件の伝統で、来年は石本さんにも指導を経験してもらう予定です。
石本2年目を見据え、教えていただく際はただ鵜呑みにするのではなく「なぜ、そうなのか」といった根本のところまで理解するよう努めてきました。今はまだ「自分は人に教えられるレベルに達しているだろうか」と不安を感じますが、メンバーの一員として、後輩をを迎える時期までに少しでも理解を深めるよう心がけていきます。
冨田入社2年目を迎える時期には、停電や火災、地震など緊急事態が生じた時の対応を自身の判断でしっかりできるようになっていることが当面の目標です。宿泊勤務の際には数名の社員で対応に当たることになるので、責任者の指示に的確に応えるだけでなく自分で指示を出せるくらいのレベルを目指してほしいと考えています。
※宿泊勤務…夜間の緊急時発生の場合の対応として、ビルに宿泊する勤務体制です。「宿泊」の名前にもあるように、基本的には仮眠時間となりますが、災害等が発生した場合は業務に当たります。
石本これまでにも各種想定(非常時など)のもと訓練を重ね、そのたびにフィードバックを行って質を高める努力をしてきましたが、ビルに携わる全員の生命に関わることでもあるのでわかったつもりにならず、完璧を期していきたいと思っています。緊急時対応を始め1年目はどの業務についても全体像を把握するのに精一杯でしたが、2年目以降は1つ1つのことにこだわっていきたいです。目標は現在担当している物件のマネージャーで、知識、判断力ともに高く、社内外から厚い信頼を得ている様子に憧れます。そこまで到達するのは長い道のりだと覚悟していますが、粘り強く着実に成長を図っていきたいです。
冨田ビルマネージャーは若手社員に経験を積ませることを重視しており、いろいろなことに挑戦させてくれます。新入社員には難しい業務もあるかもしれませんが、任せるかどうかはマネージャーを含め周囲が判断するので、経験値アップに向けてどんどんやる気をアピールしてほしいです。石本さんは経験を振り返ってそこから得たものを糧にする力があるので、着実に成長する人財だと受け止めています。私を含め、みんな刺激を受けているんですよ。
石本難易度の高い業務はまだまだ多く、「自分がやりたい」と申し出ていいものか迷うことは正直ありますが今後はこれまで以上に積極的に手を挙げていき、皆様にどんどん任せてもらえるよう頑張りたいと思います。
※掲載内容は取材当時のものです。