マイナビ2025

MJPM MEMBERS

TRAINER×TRAINEE
OJT TALK

トレーナー×トレーニー対談 02 建築技術系総合職

MJPMは、建築技術系総合職の新入社員として入社後2年間、同じ部署の先輩がトレーナーとして付いてOJTで一緒に業務に取り組み、実践を通じてPMの基本を学んで一人前のプロパティマネージャーとして成長していく人財育成制度を用意しています。ここでは、OJTをリードするトレーナーと、知識・スキルの吸収を図るトレーニーに登場してもらい、業務の様子やそれぞれの思いを語り合ってもらいました。

Members Profile

  • 佐古 智昭

    TRAINER

    佐古 智昭

    2020年キャリア入社

    建築技術系総合職

    ゼネコンで8年間勤務し、現場の管理などの経験を積んだのち、お客様により直接的に関われる仕事を求めてMJPMに転職。前職ではトレーナーを数回経験していたが、入社2年目を迎え、トレーナーに着任。

  • 佐古 智昭

    TRAINEE

    武安 絵莉子

    2021年新卒入社

    建築技術系総合職

    建築学部出身で、建築に長く関われる仕事に就きたいという思いから就職活動を進める。さまざまな企業に目を向けた中でも、MJPMのインターンシップに参加し「人の良さ」に魅力を感じて入社を決意。

Members Talk 01

「トレーニーの自立」のためのサポートを重視

現在、どのようにOJTを進めていますか?

佐古担当エリア内で4つの物件を受け持っており、そのうち2つの物件を武安さんに一緒に担当してもらっています。テナント様の入居・退去に伴う工事対応がメイン業務で、工事の計画や見積作成、工事監理などを日々行います。一連の工事がスムーズに進むよう、テナント様や工事業者との調整の打ち合わせが多いですね。

武安とにかくいつも佐古さんに付いていき、工事対象の現場を直接見たり、打ち合わせに同席させてもらって業務を学んでいる段階です。話の進め方や注意を促すべきポイントなど、お客様とのやりとりを直接見ることで学ぶものは大きいです。初めて聞く専門用語もまだまだ多く、時間を見つけては建築用語辞典を引いたり、図面を見て工事内容の理解に努めています。

佐古会社の方針として「トレーニーの自立」が掲げられているため、手取り足取りすべて教えるのではなく、武安さんが今後自分で仕事を進めていけるようなサポートを重視しています。ひとつの業務に対して、1回目は教えて、2回目は一緒に行い、3回目からは任せていくというステップが基本です。社内システムを使った見積もり作成や、工事業者からの作業届の処理などは、今ではほとんど武安さんにお任せしています。

Members Talk 02

OJTを通し、業務の背景への理解を深める

一緒に仕事をする上で心がけていることはありますか?

佐古OJTの進め方について武安さんに意見を求めたとき、本人から受けた要望が「背景にある考え方を教えてほしい」でした。例えば打ち合わせの目的が金額交渉であれば、事前にさまざまな選択肢をシミュレーションした上で、テナント様にも当社にも最適と思える落とし所を想定し、そこに向けて話を進めていくのが通常です。今までは自分の頭の中だけにあったそうした筋書きを言葉にして、武安さんにも共有するようにしています。

武安経験が浅いため、ただ打ち合わせに参加するだけでは、なぜそういう結論になったかという背景を深く理解できないのが気になっていました。打ち合わせの後に佐古さんに時間をとっていただき、「こんなふうに話したのは、こういうねらいがあったから」など細かく説明していただくことで、見えてくることは本当に多く、ありがたいです。トレーニーとして自立を目指すためにも、業務への理解を深めることは大切だと思っています。

OJT開始から5カ月。今感じる手応えや課題とは?

佐古私たちの仕事は技術系ではあるのですが、テナント様や業者さんとの調整業務が中心で、たくさんの人と連携して案件を回していくことになります。武安さんは最初、やや人見知りなところがあり、社外の方々と話すことへの苦手意識があったのかもしれません。けれどそれも慣れの問題で、少しずつ自信を持って話せるようになってきています。

武安コミュニケーション力は本当に大切なのだと実感していて、OJT期間ではそういった点を含めてしっかり学んでいきたいです。もうひとつ、私がいつも難しいと感じるのはお客様目線での気配りです。見積もりに添付する資料の準備でも、何があればお客様に分かりやすく伝わり、受け入れていただけるのか今もよく迷ってしまいます。

佐古専門的な内容に対してお客様の理解を求めていく以上、大切なポイントです。最近は「どんな資料をつければいいですか?」という質問が減りましたね。「この資料を付けてご説明しようと思っているのですが、大丈夫でしょうか?」という聞き方になってきて、成長を感じています。

Members Talk 03

部全体で新入社員を見守り、育てていく

部署全体でのOJTに関する取り組みなどはありますか?

佐古トレーナー単独ではなく、部全体で新入社員を育てていくのが当社のOJTです。さまざまな仕事の進め方・考え方を吸収してほしいという思いが背景にはあり、担当物件以外の現場見学や部内の共通業務にも参加してもらって、他の社員とのつながりを持てるようにしています。特に、私たちが所属する部署では、オリジナルの新入社員研修があり、トレーナー以外の社員が持ち回りで講師を務めています。

武安部署オリジナルの研修では、多岐に渡る内容を教えてもらっています。同期入社の営業担当も一緒に研修を受け、営業部門のリーシングについて学んだり、反対に営業担当が現場に足を運び工事について勉強したりと視野が広がります。研修を通し、普段の業務で関わりがない人ともコミュニケーションが取れますし、分からないことがあれば周囲のいろいろな先輩を頼れる安心感があります。

今後に向けた目標を教えてください。

武安今はまだ佐古さんの後ろについて仕事を覚える毎日ですが、1年後にはもっと自分が主体となって打ち合わせなど進められるようになること、そして2年間のOJT終了時には独り立ちして業務を行えるようになることが大きな目標です。そのために、OJTシートでは半期ごとに具体的な目標を設定しています。例えば、「工事現場に週1回以上行き、工事内容を把握する」「6月中にはお客様に提出する見積書を作成できるようになる」など、1年上の先輩の取り組みも参考に、佐古さんと話し合って決めました。こうした中間目標があることで、今自分が何を身につけるべきなのかを見失わずに取り組むことができます。

佐古初年度上期では、武安さんはすでに大方の目標を達成していて優秀です(笑)。今度はこれをベースに下期の目標を考えていくことになります。習得すべき専門知識も多いですが、焦らず段階を追って少しずつ身につけていってください。

※掲載内容は取材当時のものです。